石狩市 浜益地区 毘砂別海水浴場 2019年10月

  毘砂別の町はずれ、国道沿いにある丘陵には、打ち捨てられたバンガロー群が眠っていた。

  国道を走っていると、唐突に三角屋根のテントが大群で廃墟化しているため、ビックリしてしまう。

  これは毘砂別海水浴場の、キャンプ施設跡である。

  浜益マリーンハウスという企業が経営していたバンガローらしい。

  急な斜面の上、しかも国道沿いという騒音の激しい立地だが、利用者によると眺めは良かったとのこと。

  ただ、WCや水場は国道を挟んだ海側にしかなく、きわめて不便だった模様。

  して、そのお値段はというと、、、なんと一泊6000円也。

  ビジネスホテルならば、十分に泊まれる価格だ。

  たかだか3人用の、寝具どころか電灯すら乏しいバンガローを、いったい誰が6000円で利用したのであろうか?

  どうしてそんな強気な値段だったのか、当時の経営者が居たら聞いてみたいものだが、結果はこの写真が物語っている。

  何をかいわんや……。



  

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