石狩市 浜益地区 毘砂別　2019年05月 　　写真右手より順に、Ｙ田氏宅、Ｓ谷氏宅、Ｓ谷氏宅、Ｔ橋氏宅。 　　上空から見ると、建物がＴ字またはＬ字型に配置されている、典型的な漁場建築である。 　　また、建物の正面は道路に面しており、後方は庭や畑になっているケースがほとんど。 　　春の日差しの中、芝生の道上から、昔の街並みを眺めつつ、ゆっくり散歩するのは実に素晴らしい。 　　空家だらけで、すれ違う人が極端に少ないことだけが難点であるものの、毘砂別の街は他の街に比べると、まだ人口の減少率が緩やかなほうだ。 　　なお、この毘砂別は基本、川の両側に広がる段丘間の平地であり、起伏が少ない。 　　さらに砂浜の海岸を２キロも北上すると、柏木や川下といった集落に着く。 　　つまり毘砂別は、浜益本町との連絡が容易で、お互いが徒歩圏内だったのである。 　　あるいはそれが、この地に最後まで小学校が建てられなかったことと関係があるのかもしれない。 　　とはいえ、片道２キロを歩いた小学生たちは、大変だったと思う。 　　ちなみに、写真右奥の丘にチラリと見えている屋根は、旧札幌市青少年海の家本館である。 　　 　　石狩市のトップに戻る