石狩市 浜益地区 濃昼　2019年4月 　　旧濃昼小中学校の体育館跡。 　　可愛らしい体育館だが、しっかりとした造りで、閉校後四半世紀経っても残っているのは大したものである。 　　実際に学校に通われたＳ口氏によると、体育館が手狭だったことは否めず、冬など取り合いになることもしばしばだったという。 　　なにしろ、この学校には最盛期、１００人を遥かに超える生徒が通っていたというのだから驚く。 　　各世帯に５人以上の子供がいるなんてザラで、６人・７人いたのが普通だったらしい。 　　実際、昭和３１年の記録を見ると、中学校だけで全学年合わせ３９人も居たのだ。 　　５０世帯もない濃昼集落に、それだけの数の中学生が存在したという事実には、今更ながら仰天してしまう。 　　恐らく小学生はその倍は居たとすると、総生徒数が１２０人を超えて居たとしてもおかしくはない。 　　ただ、高校だけはどうにもならず、浜益本町に出るか、小樽に行くしかなかった模様。 　　昭和４６年までは道路が無かったため、進学するなら下宿する以外に手はなく、みんな苦労したと語るＳ口氏。 　　たまたま庭仕事で外に出ていたＳ口氏にお会いし、初対面にもかかわらず、気さくに話し相手になっていただいた。 　　当時の貴重な話を伺うことが出来たことについて、この場をお借りして、Ｓ口氏に感謝申し上げたい。 　　 　　石狩市のトップに戻る