石狩市 浜益地区 川下 旧浜益中学校グラウンド 2019年10月

  校舎横からグラウンド跡を眺めてみた。

  草原と化したグラウンドのむこうに、川下の街並みと日本海が見える。

  学校脇に建っていた教職員住宅は放置されておらず、定住者がいる模様。

  それだけ見ると、人口が増えているようにも感じられるのだが、そんなことはない。

  浜益村の人口は、昭和30年ごろをピークに減少を続け、昭和50年頃には5000人、平成2年には3000人、平成17年には2000人、平成27年には1500人足らずになってしまった。

  川下地区にしても、平成2年には、世帯数こそ206まで増えたものの、人口は往時の6割程度(586人)。

  平成17年に184世帯・417人。

  平成27年は175世帯・311人と、減少の一途をたどっている。

  そこに少子化が拍車をかけた。

  2019年現在、浜益中学校の生徒数は、僅か17名。

  ちなみに浜益全体にひとつだけある浜益小学校の生徒数は、たった33名。

  道理で、グラウンド跡で元気に遊びまわる子供たちの姿が見えないわけだ。

  想像を絶する過疎の実態が浮かび上がる。

  高校が廃止となってしまったのは本当に残念だが、毎年の入学者数が一桁ではやむなしであろうか。



  

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