石狩市 浜益地区 実田　2019年05月 　　さらに周囲を回ってみると、典型的な校舎建築が目に入ってきた。 　　よく見ると屋根のトタン板が剥がれ落ちており、原形を留めていられるのはあと数年であろう。 　　住宅として余生を送り、さらに放棄されたという歴史は、校舎としては比較的珍しいのではないか。 　　ちなみに資料を調べたところ、昭和３１年の中学校の生徒数は４３名となっていた。 　　小学校側は恐らく８０人前後いたであろうから、実田は濃昼の小中学校とほぼ同じ規模だったことになる。 　　人口が減少し学校が維持できなくなったのは残念だが、回ってみたところ、実田も柏木同様、耕作放棄地は少なかった。 　　東西に流れる浜益川沿いの農地は、明治の昔より、浜益に大きな実りをもたらし続けている。 　　 　　石狩市のトップに戻る