石狩市 浜益地区 実田　2019年05月 　　後ろに回ってみると、窓が割れ内部が丸見えになっていたので、つい撮影してしまった。 　　あまり褒められた行為ではないとは思う。 　　しかし建物の寿命がカウントダウン状態であり、体育館ということで好奇心には勝てなかった。 　　こうしてみると、体育館の形跡は無く、一般的な住宅である。 　　過去には物置として利用されていた形跡もあったが、今は完全に放置されている様子だ。 　　ここで不思議なのは、この家が放棄された理由。 　　そもそも、Ｉ崎氏が体育館をリフォームして居住した理由だって、よく分からない。 　　たとえば農業のためだというなら場所が少々不便だし、すぐ裏に分団があるとはいえ、消防関係者が住むのも変だ。 　　第二の人生を歩む場所としては魅力的だが……とは思うものの、浜益からは人口が流出する一方なのである。 　　他に候補地は幾らでもあり、しかも実田という奥地の、古い校舎を再利用ともなれば、これも考えにくい。 　　Ｉ崎氏には、何か特別な思い入れがあったのだろうか？ 　　当人に何かあったのかも知れないが、だとすると、思い入れのある住宅を放置する前に、知人に託すなり売るなり出来たはず。 　　まして平成２０年過ぎまでは、こちらに居住されていた以上、ネットで不動産屋に売るか、それがダメなら空家登録という手もある。 　　少なくとも、ネットで相談すること自体は、そんなに難しくはあるまい。 　　それで即売れるなどと楽観視出来るはずもないが、旧校舎というネームバリューならば、やり方によっては借り手がついた可能性がある。 　　本当に残念だ。 　　 　　石狩市のトップに戻る