石狩市 浜益地区 実田　2019年05月 　　旧教職員住宅を、今度は北西側から撮ってみた。 　　こうしてみると、この木造住宅の構造がよく分かる。 　　例えば奥のように、基礎というか土台がコンクリートの部分もあるが、手前側の基礎は束石の上に載っているだけ。 　　これでは冬は、寒くてたまったものではない。 　　地面と建物との隙間を埋めようと、トタン板を張り巡らせた形跡も見受けられる。 　　あと、束石というのは建築費用が安い反面、地震に対してかなり脆弱だ。 　　浜益が、地震が少ない地域であるからこそ、今まで残っていたのであろう。 　　逆に言うと、震度６くらいの地震が来ると危ないのではないか？ 　　ただし建物自体は管理されている様子で、傷みも少なくまだまだ現役。 　　流石に住むのは厳しいだろうが、半世紀以上昔の様子を現代に伝える貴重な建物である。 　　出来るだけ、こうして残っていて欲しいと思う。 　　 　　石狩市のトップに戻る