石狩市 浜益地区 浜益 2019年05月

  小路をさらに進み、街中を流れる沢筋を撮ってみた。

  沢筋ギリギリまで家が建っていたり、個人的な架橋が沢の奥にも見つかるなど、とても面白い。

  右の物置は、最近では殆ど使われていない様子で、鍵も格子戸も錆びついていた。

  こんな、街中のさりげない風景を、眺めることが楽しい。

  茂生地区こと浜益は、他の街と同様、沢筋に発達した街なのだ。

  中心を流れるのは、本沢川というのだが、これは川というよりも沢だろう。

  とはいえ、さすがに跨いで越すにはちょっと広すぎる。

  向こう岸と行き来するのに、個人架橋が重宝されている様子。

  また、これだけ水辺と人家が接近しているところを見ると、この沢は小さ過ぎて、溢れることなどまずないのだろう。

  そう思っていたら、なんと2017年、台風による大雨で浸水騒ぎを起こしていた。

  9月15日の午後5時過ぎ、372世帯に避難指示が出され、約80人の住民らが5カ所の避難所に避難した模様。

  床上浸水10戸、床下浸水24戸だったというから、集落全体の戸数(163世帯)からすると極めて高い罹災率である。

  いやはや、当時被害に遭った方はとんだ災難で、本当に気の毒としか言いようがない。

  自然の驚異を舐めてはいけないということか。



  

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