石狩市 浜益地区 浜益　2019年05月 　　歩いてきた車道と、本沢川を振り返る。 　　古い家屋や小路も十分に魅力的だが、こうして町並みを眺めるのも実に興味深い。 　　手前には、今は使われていない様子だが小さな階段があって、昔、ここで人々が洗い物をしたことが伺える。 　　また沢筋には個人架橋が幾つもあり、そこに通じる小路が通っていたりするのだから、この街を歩くと本当に退屈しない。 　　何より驚くべきことは、札幌の北区から僅か１時間かそこらで、こういう世界が広がっているという点。 　　とても楽しいのに、誰も注目していないことが驚きなのだ。 　　道内にある著名な観光地を巡るのも、確かに良いだろう。 　　でも、それはどちらかというと『量』を求める旅である。 　　むろん、皆が訪れる名所に価値が無いとは言わない。 　　しかし、名所ばかり巡っていては、いずれ行きつくしてしまう。 　　人混みどころか、シーズン中は渋滞でごった返す観光名所は少なくないし、そんな場所で消耗するのもつまらない。 　　時間ばかりかかる、楽しくない、楽しめない旅。 　　そんな旅ばかりだと、旅そのものにうんざりしてしまうのではないか？ 　　『量』から『質』の旅へと転換出来るかどうかがポイントなのではないかと強く思う。 　　そもそも旅なんて、自分が楽しければ、それでいいのだ。 　　 　　石狩市のトップに戻る