石狩市 浜益地区 送毛　2019年4月 　　旧Ｙ山宅。 　　一見するとすると平屋に見えるものの、２階建てで、昔の姿をよく留めている。 　　この送毛集落は濃昼と同じく、比較的に新しい住宅が少ない。 　　こうした昔ながらの家屋が程よく遺されており、街の景観を維持するのに役立っているのだ。 　　なお、人が暮らしているように見えるが、この家も無人。 　　夏になると戻って来ている様子だが、それ以外の季節はずっと空き家なのだ。 　　ただ皮肉なことに、人が住んでいないからこそ、昔の景観が維持されているという現実もあり、これは観光の持つ残酷な一面でもある。 　　昭和の町並みが手つかずで遺されているのは素晴らしいことだと思うが、一方で、地元に住んでいる人は耐えられず、次々と街を去っていく。 　　古い家屋を見て感嘆の声を上げるのは良いが、このことを努々、忘れてはならない。 　　 　　石狩市のトップに戻る