石狩市 厚田地区 古潭　2019年4月 　　石狩川を越え海沿いの道を北上していくと、次々と漁村が現れる。 　　基本は農村が多く、田畑の間に人家が点在する長閑な風景が流れていくが、海岸に近づくと漁村集落が形成されていることも珍しくない。 　　そうした漁村のひとつが、この古潭（こたん）だ。 　　この街は昭和２０年代、４０世帯以上・約３００人が暮らす、この界隈でも大きな漁村だったと言われている。 　　だが２０１９年現在の古潭は、２０世帯・人口５０人足らずという、とても小さな街だ。 　　現在の国道は集落を大きく迂回しているため、気にせずに車で走っていれば、１分かそこらで通り過ぎてしまうような規模に過ぎない。 　　しかし、こういう街にこそ、様々な発見があるものだ。 　　実際、ここ古潭は、かつては鰊漁で栄えた街らしく、港を中心に漁場建築の古い様式の住宅が遺されており、街中に入ると一風変わった雰囲気が味わえる。 　　まずは、集落の中心を貫く旧国道、いわゆるメインストリートを歩いみよう。 　　 　　石狩市のトップに戻る