石狩市 浜益地区 幌 2017年05月

  こちらは旧Y山氏住宅。

  向かいのI藤氏住宅と並んで、少々変わった構造の漁場建築住宅である。

  無人になってから少なくとも5年以上経っており、物置代わりにすら使用されていない様子だ。

  ただ電気メーターが取り付けられているところを見ると、昔は住民が戻っていたのかも知れない。

  その後、いつしか誰も来なくなり、かといって取り壊されることもなく、今は放置住宅となっているのであろう。

  家の横には立派な物置が幾つも付随しており、かつて住んでいたY山氏は漁業者として、鰊とともに暮らしていたに違いない。

  なお、風雪によって少しずつ傷み始めており、修復がなされない以上、この家の運命は決まっている。

  一見大丈夫に見えても、意外とそうでないケースもままあるため、写真を撮る場合は急いだ方がいいと思う。



  

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