石狩市 浜益地区 幌 2017年05月
国道の東側に、時代に取り残されたように、ひっそりと佇む家を見つけた。
旧Ｋ村氏住宅である。
かなり昔に無人化しており、ひょっとすると２０年くらい放置されているのかも知れない。
退去に当たって厳重に封鎖された様子だが、経過する年月と風雪は家屋の体力を容赦なく奪い去っており、いずれ倒壊は時間の問題であろう。
写真において、灯油のホームタンクがある側が玄関だった模様。
他の窓もすべて二重三重に封鎖されているのだが、逆に、ここまで徹底的に保存されている家屋は、幌では他に見ない。
この地を去る時、今まで自宅だった建物に板を打ち付けながら、持ち主はどのような気持ちだったのであろうか。
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