国稀本間酒造　1999年5月 　　この頃はまだ観光俗化していなかった。 　　以前は、店の前に歩道すらなかった。 　　奥の試飲コーナーはガラス製のコップで高級感があり、しかも、店員が誰もおらず、呼んでも来ないことすらあった。 　　そういう時、好きな酒を好きなように飲めたものだ（※注：犯罪です。絶対に真似しないように）。 　　売上は、今の販売スタイルのほうが、上がるかもしれない。 　　だが同時に、風情はなくなった。 　　今後、増毛に寄っても、私がこの店に行くことは無いだろう。 　　戻る