登別市幌別砂利採集支線跡　2016年12月 　　幌別西小学校横の道を北上するこの道路が、当時の道床である。 　　往時の写真によると、砂利採集がなされていた時代、この写真付近はまったくの原野だった。 　　無論、当時の北海道は原野だらけだったのだが、写真付近は非常に顕著で、幌別西小学校と線路以外、何も存在していなかったのではないだろうか？ 　　学校の東側と南側には人家が見られるが、富士鉄の木造長屋を除けば、少し離れたところにある鉱山軌道が目立つくらい。 　　よくこんなところに小学校を建てたものだと、逆に驚いてしまった。 　　あるいは、砂利採集支線は、小学校の建設資材を運搬することにも使われたのかも知れないが……。 　　ただし、資源の枯渇は思ったよりも早かったらしく、こちらの軌道は大正時代末には、ほぼ採集され尽くしていたようだ。 　　そのせいか、線路の痕跡は完全に消滅している。 　　戻る