登別市幌別 旧幌別鉱山軌道　2016年12月 　　幌別鉱山は、大正時代、道内どころか東洋でも指折りの大鉱山だった。 　　まだ未開の地だったにもかかわらず、鉱山会社が自前で鉄道を運用していた（それも明治時代から）という事実に、その趨勢が伺える。 　　幌別鉱山ログハウス村の入り口付近には、今も当時の軌道堰堤跡が残っており、道路から見られる水平の土盛り上を軽便鉄道が往来していたという。 　　鉄道はナローゲージで、最後まで蒸気機関車が走っていたというが、残念ながら機関車の形式等といった詳細なデータは遺されていない。 　　というか、ここは市街地に比較的近いにもかかわらず、なぜか鉄道マニアがぜんぜんやって来ない、不思議というか希有な軌道跡なのである。 　　戻る