余市町 明治神社　2020年09月 　　明治神社の社務所を撮ってみた。 　　資料によると、余市神社は宗教法人（昭和３２年５月設立）らしい。 　　まあ、神社というのは個人的には、世界でも指折りの『ゆるい神様』だと思うものの、『神』である以上は当然、宗教だ。 　　そういう意味では、すぐ隣に社務所があって、神社を管理されている方がいるのも必然だろう。 　　しかし、人の気配はまったく無かった。 　　こちらには、どなたもお住まいではないのだろうか。 　　かつては人が住んでいたと見られる社務所だが、今は無人化してしまったのかも知れない。 　　実際、そういう神社は道内各地にあり、かつて有人だった神社が、次第に無人化してきている。 　　むろん手入れされているならば、無人化しても問題は少ないだろう。 　　だが、荒廃し、笹藪に沈んでしまった神社も、最近、しばしば見かけるようになった。 　　これも時代の流れなのかも知れないが、一抹の寂しさを覚えずにはいられない。 　　神様たちも、さぞ寂しい想いをしていることだろう。 　　どなたかが奉納してくれればいいのだが、などと思いながら、ふと、のぼり旗を見て仰天。 　　のぼり旗の署名は、『モイレ城閣』ではないか。 　　『モイレ城閣』とは、２０年以上前に取り壊された、モイレ山の頂上付近に建っていた温泉ホテルである。 　　まさか、こんなところでお目にかかるとは思わなかった。 　　時代を感じさせる話である。 　　 　　余市町のトップに戻る