余市町 黒川　2019年05月 　　黒川町の北西側、すなわち余市駅からみて北西方面は、余市でも人口密度がひときわ高い市街地であり、町内きっての歓楽街を形成している。 　　飲食店や酒場が建ち並び、夜ともなると、きらびやかなネオンが手招きする一角なのだ。 　　今もかなり栄えている地域だが、残念ながら空家も目立つ。 　　たぶん、昔はもっと賑やかだったに違いない。 　　さて、先ほどの居酒屋の横というか隣は路地になっており、そこも他店が営業していた形跡があった。 　　自家用の畑と物干し台があるだけの、生活臭の漂う一角。 　　そんな場所に、１５年くらい前まで、余市ビリヤード会というお店があったらしい。 　　屋根が低い店だが、恐らく地下方面に伸びしろがあるのだろう。 　　奥のアパートもまたいい味を出しており、ぜひ接近して写真を撮りたくなった。 　　確認するため奥に踏み込もうとしたところ、こんな時に限って、何故か、今まで居なかった通行人が１０人以上来るという罠が発生。 　　ジロジロ見られたため、残念ながら引き返した。 　　とまれ、人口２万人の町に、ビリヤードの専門店まであったのは驚きである。 　　しかし、このお店。 　　営業時、お客は、どうやって店に入ったのだろう？ 　　まさか物干し台を突破し、正面にある背の低いガラス戸から入店していたのか？ 　　左側のシャッターから入店していた、と考えた方が合理的ではあるが、実際には分からない。 　　ついでに言えば、ビリヤードって、そんなに流行していたっけ？？ 　　考えれば考えるほど、謎を呼ぶお店である。 　　 　　余市町のトップに戻る