余市町 黒川　2019年05月 　　藤ビルのすぐ裏にある、小林洋品店とブティックレディ。 　　とりわけ小林洋品店は、余市の国道５号線沿いでもトップクラスの歴史を持つお店と伺った。 　　店舗もその歴史に相応しく、おそらく昭和４０年前後の建築であろうか。 　　今となっては、このような住居一体型で、奥行のある店舗は少なくなってしまった。 　　写真では見えないが、後方に石造りの倉庫（札幌軟石製？）まで備えていることを鑑みても、本当に歴史あるお店に違いない。 　　それにしても、商店街であるというのに、街中を歩く人が見当たらなかったのは、平日だったからか？ 　　郊外の大型店に押されているのかと思うと、寂しくなる。 　　しかし両店とも、ざっと商品を見た限りでは、価格も品質も、郊外店と比較して、そこまで顕著な差が生じているように見えなかった。 　　そもそも大型店、なかんずくグループ企業の店舗というのは、いったん採算が取れないと分かると、即、損切して撤退してしまうことが多い。 　　後に残された住民に対する義務とか義理なんて、まったく考えていないケースばかりが目立つ。 　　だから私は個人的には、こういうお店が大好きなのである。 　　余市町の顔として、これからも是非、両店とも頑張ってほしいと思う。 　　 　　余市町のトップに戻る