余市町 大川 Ｈ間氏住宅　2020年11月 　　大川の１２丁目に、昔ながらの集合住宅を見つけた。 　　１棟２世帯のタイプで、公宅ではなく、民間のアパート的な物件だ。 　　余市でよく見られた団地の一員ではない点に注意を要する。 　　同タイプの住宅が大川や黒川等、各地にみられたことから、恐らく『土地の有効活用』的なフレーズで、昭和半ば、ほぼ同時期に建てられたのだろう。 　　令和の現在、同型の平屋型集合住宅はほとんど破却されており、この建物は数少ない現役だ。 　　昭和３０年代から４０年代にかけて建てられた住宅は、築後半世紀を迎えていることもあり、取り壊されていることが多い。 　　まして空き家ではなく、現役のケースは珍しいため、つい写真に撮ってしまった。 　　実際、後で撮るから大丈夫だろう、と思っているウチに、取り壊され、更地になっているパターンは非常に多いのだ。 　　こちらの住宅は、裏には函館本線が、ほとんど目前には国道５号線が走る好立地であり、将来的には商業施設や駐車場になっている可能性大。 　　撮れるときに撮っておくのが、歴史ある建物を追う場合の秘訣である。 　　 　　余市町のトップに戻る