旧下ヨイチ運上屋　2019年06月 　　庭園を眺めると、立ち枯れた庭木にキノコが生えていた。 　　なんじゃこら？ 　　近づけば、なんとタモギタケではないか。 　　夏時期、枯れ木に生える黄色いキノコはタモギタケ以外に無いのだが、まさか、こんな海岸の近くに生えているとは思わなかった。 　　私も過去、採って食べたことがあるのだが、歯触りの良いキノコだ。 　　似た毒キノコが存在せず、キノコの少ないこの時期に山野で採れる、貴重かつ美味な食用キノコといっていい。 　　ただし、こちらは重要文化財の庭木なので、勝手に採集するのはマズイだろう。 　　それ以前に、すでに成長し過ぎてしまって、ほぼ完全に腐敗している。 　　若いうち、つまりレモン色で小ぶりなキノコならば、確かに美味だ。 　　しかし、ここまで大きくなってしまうと、縦しんば腐敗していなくても、とても固くなっており、不味いなんてもんじゃない。 　　そんなわけで、今回は写真に撮るにとどめた。 　　市販もされているので、ご興味のある方は是非、ご賞味されたい。 　　なお、そのまま味噌汁等に入れるのではなく、さっと茹でてから使用するのがコツである。 　　 　　余市町のトップに戻る