よもぎ団地　2019年05月 　　余市の閑静な住宅街に、同一規格、かつ戸建ての団地を見つけた。 　　余市町大川にある、よもぎ団地である。 　　昭和時代、こうした同一規格の団地というのは日本全国の至る所に見られ、日常風景の一部ですらあった。 　　もっとも大抵の場合、１棟あたり数戸（２戸または４戸が多い）からなる集合住宅系の団地であり、戸建ての団地というのは比較的レア。 　　要するに、十分に土地が余っていて、しかも利用者がいると予測されるならば、普通はマンションを、そうでなければ長屋を建てるものだ。 　　こうした戸建ての団地を建てるケースは、まずない。 　　余市は数少ない例外だったのだろう。 　　実際、北海道各地を歩いている私だが、１階平屋建て、かつ、同一規格の家屋からなる団地が現役で残されているケースは、他所では見たことが無い。 　　これだけの規模の戸建て団地があるというのは、本当に珍しいと思う。 　　 　　余市町のトップに戻る